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焦燥

石破 茂 です。

 今日も終日、自民党では震災対策の会議が開催されていましたが、政府からはほとんど情報が入らず、
政府側の説明者もほとんどが当事者能力のない人たちで「ご提言は必ず伝えます」で終わってしまい、
「野党にも協力してもらいたい」という菅総理の呼びかけは一体どこまでが本心なのか、
口だけで「協力してほしい」というだけではなく政府全体として具体的な提案をして貰いたい。

 現政権はそもそも経験が足りないのに加え、役所との信頼関係も希薄なため、政府の対応が不十分であることは否めません。
 総理以下、閣僚たちもおそらく不眠不休で疲労困憊、判断能力も相当に落ちているのでしょうが、このような状態が最も危険です。
「下手に自民党の提案に応じればこの機に乗じて政権を乗っ取られるのではないか」との疑心暗鬼があるのかもしれませんが、
我々はそのようなことは全く考えておりません。早急に政府の能力を上げなくてはなりません。

 予備自衛官の招集も、会見に手話を導入したのも自民党の提案です。どちらの手柄、などということはどうでもよいのですが、
このようなことをいちいち総裁や幹事長が総理に直接伝えていたのでは全くスピード感に欠け、一向に埒があきません。
突如として自衛隊の派遣規模を五万人から十万人に引き上げるなど、自衛隊の運用を全く知らない素人の思い付きです。

 「計画停電」という名の需給調整も、情報発信が不十分で混乱が増すばかりです。東京電力は原子力発電所を含めた現場
対応で手一杯なのですから、記者会見など広報くらいは政府が責任を持って代わって行うべきではないのでしょうか。

 人命救助と共に一刻も早く行わねばならないのは、心身ともに限界に達している被災者を放置しないことです。
全国のホテル・旅館などで受け入れていただけるところを募り、体調不良の方や高齢者・幼児を優先して自衛隊の輸送ヘリなどで搬送しなくてはなりません。

 混乱を恐れていても始まらない。日本人の英知、規律、思いやりを信じるべきです。国土の多くが廃墟と化した戦災から立ち上がった日本なのですから。

石破茂(いしばしげる)ブログ

               

     

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